「広告費がかかりすぎてるから抑えたい」
「けど広告費削ったら売上も落ちちゃいそう・・・」
Amazonで広告を運用している人ならこういった悩みはあるあるですよね。
今回はそんな方に向けて、効率よく広告をかける方法を5つを紹介していきます。
・広告費の目安は?どれくらいが適正か
・効率よく広告をかける方法4選
・広告と同時にやるべきこと
広告を経由した売上:1,050万円
広告費:280万円
Acos:26.7%
※Acos(%)=広告費÷売上×100
年間で広告経由で1,000万円ほど売上を上げていますので、ある程度説得力はあるのではないかと思います。
では早速本題に入っていきますね。
広告費の目安は?どれくらいが適正か
効率の良い広告のかけ方の前に、まず今の広告費(費用対効果)が良いのか悪いのかを把握しておきましょう。
費用対効果を見る指標としては「Acos(%)」がよく使われます。
Acos(%)=広告費÷売上×100
1,000円の広告費をかけて10,000円の売上を上げた場合、Acosは10%ということになります。
なお、Acosについてはセラーセントラル上で確認できます。
では広告費の目安についてですが、このAcosが15~25%前後で推移するのが比較的ベターだと言われています。
これより高ければ広告費に無駄があり、逆に低すぎれば機会損失(売上チャンスを逃している)しているということです。
まずはご自身の広告が良いのか悪いのかを把握したうえで、次の効率よく広告をかける方法に進んでいきましょう。
※Acosはあくまで目安であり、これだけですべてを判断するのは危険です。あくまで一つの指標として捉えましょう。
この辺りの分析についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事からどうぞ。
効率よく広告をかける方法5選
ではここから本題、効率の良い広告のかけ方を5つ紹介していきますね。
①広告単価の上限を知る
1つ目が、広告単価の上限を知っておくということです。
皆さんは広告を設定するとき、どのように決めているでしょうか?
だいたいの人が「Amazonが推奨してくる単価」や「初期設定の金額のまま」なのではないでしょうか?
はじめはそれでもいいですが、徐々に変化させていかなければいけません。
広告の単価は、広告をかける商品によって、かけられる上限が決まっています。
例えば高層マンションをイメージしてください。
高層マンションは上の階にいけばいくほど、家賃はあがります。
逆に高い家賃を払えない人は、下の方の階に住むしかないですよね。
家賃:売上(利益)
広告費:住む場所
こんなイメージです。
要するに、売れた時の利益が大きい商品には高い広告費をかけられますが、利益が薄い商品には広告費はかけられません。
当たり前な話ですよね。でもこれが意外とできていないんですよ。
じゃあ実際に商品ごと、いくらの広告単価にしたら良いの?ということを説明しますね。
・その商品が1つ売れるごとの利益額
・CVR率
例えば、CVR率が1%、商品の利益額が3,000円の商品に広告をかけるとします。
CVRが1%ですから、1つ買ってもらうためには100クリックしてもらう必要がありますよね。
そして1つ売れるごとの利益額が3,000円ですから、広告単価は30円が上限ということになります。
それ以上かけてしまっていたら、売れたけど赤字という状態になってしまいます。
上記の考え方で、適正な広告単価を設定しましょう。
※もし言葉の意味がわからなかったり、もう少しここをじっくり理解したいという方がいれば、以下の記事で解説していますので、見てみてください。
②スモールキーワードも狙う
2つ目がスモールキーワードも狙っていくということです。
スモールキーワードとは簡単に言うと、検索ボリュームが少ないキーワードのことです。
なぜスモールキーワードを狙う必要があるかというと、ビッグキーワード(検索数が多い)ではその分競合も多く、検索上位を取るには単価を上げざるを得ない場合があるからです。
その分、スモールキーワードを狙えば競合が少なく、低い単価でも上位表示させやすくなります。
そしてある程度販売実績が積みあがれば、ビッグキーワードでも上位表示しやすくなってきます。
なのでまずは低い単価でスモールキーワードで上位を狙っていくこともアリです。
③ターゲティングを使い分ける
3つ目が、ターゲティングを使い分けるということです。
Amazonには「オートターゲティング」と「マニュアルターゲティング」があります。
さらにマニュアルターゲティングの中でも「部分一致」「フレーズ一致」「完全一致」の3つがあります。
なお、それぞれのターゲティングの違いをよくわかっていない方は以下の記事からどうぞ。
結論、それぞれを使い分けながらキーワードを選定していくのが良いでしょう。
具体的には、「オートターゲティング」や「部分一致」で広告をかけ、「どんなキーワードでクリックされているのか(売れたのか)」を確認します。
そのデータをもとに、今度はそのキーワードを「フレーズ一致」や「完全一致」の広告にかけます。
そうすると、ある程度需要があるとわかっているキーワードに広告をかけることができるので効率的です。
④無駄な広告費は削る
4つ目が無駄な広告費は削るということです。
これは特に「オートターゲティング」や「部分一致」に対してですね。
この2つのターゲティングは、「幅広く広告をかけてキーワード分析ができる」一方で、「そんなキーワードに表示させなくていいのに!」といった無駄が出やすい広告でもあります。
なので、週に1度、最低でも2週間に1度は広告レポートを見ながら無駄がないかを分析しましょう。
分析のやり方については下記の記事からどうぞ。
⑤検索結果を確認する
5つ目が検索結果を確認することです。
当たり前じゃんと思うかもですが、意外とやっていない人が多いんですよね。
広告運用は実は地道な作業と分析の繰り返しなので、ABテストを繰り返しながら検索結果を確認することが重要です。
例えば、60円の単価で上位にきていなかったら70円にしてみる。
逆に50円で上位来ているなら40円にしても上位に来るか様子を見てみる。
こんな風に検索結果を見ながら単価を調整することで効率(費用対効果)が良くなります。
広告と同時にやるべきこと
今回の話は以上ですが、広告運用と同時にやるべきなのは、商品ページの見直しです。
広告はあくまで「上位表示させるための手段」です。
ただ物販の目的は「物を売ること」ですよね。
どんなに広告をうまくかけても、商品ページが微妙だと意味がないです。
意味がないどころか、無駄に広告費をかける要因にもなります。
・商品紹介コンテンツは活用できているか
・お客さんが買いづらいページになっていないか
・文字は崩れていないか
こんなところをちゃんと確認し、問題ない商品に広告をかけるようにしましょうね!
もし商品ページの完成度に不安がある方はこちらからお気軽にお問い合わせください。
弊社が売上改善のお手伝いをさせてもらいます。
それでは今回は以上です!
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