【Amazon広告】Acosの目安と費用対効果を改善する3つの方法を解説

未分類

 

Amazonで広告運用している人なら「Acos」という単語は知っているかと思います。

ただ、「Acosはどれくらいが適正値なの?」ってことは意外と知らないのではないでしょうか?

今回はそんな方に向けて、Acosの目安と費用対効果を改善する3つの方法について解説をしていきます。

 

✔こんな方におすすめ
・Amazon広告を運用している
・広告費の無駄が多いような気がしている
・もっと売上を伸ばしていきたい

 

広告運用には必ず「費用対効果」がつきまといます。

費用対効果とは、売上に対して広告費をかけすぎていないかな?を見るための指標のことです。

今回は、より費用対効果を高めながら売上を伸ばしていきたいと思っている方には必見の内容になっています。

 

✔筆者のAmazon実績 ※2022年
広告を経由した売上:1,050万円
広告費:280万円
Acos:26.7%
※Acos(%)=広告費÷売上×100

 

上記の通り、広告から年間で1,050万円ほど売り上げている僕が解説するので、参考になる部分があるかと思います。

 

では早速本題に入っていきますね。

 

Acosの目安は?

 

まずはじめに本題から。

Acosの目安はどれくらいがいいの?というところについてですが、
おおよそ15%~25%くらいがいいとされています。

 

これより高すぎれば広告費の無駄がある可能性が高く、逆に少なすぎるならもう少し広告費をかければ売上を伸ばせる余地があるといった考え方になります。

 

ただし、これはあくまで一般的な目安です。

 

商品によっては、「先行投資」のような形で一時的に費用対効果が悪くても多く売るべき商品もあります。

 

例えばリピーターがつきやすい商品とかは、目先が赤字でもたくさん売っておけばそのうち広告費分くらいは回収できるようになるかもですよね。

 

要するに、Acosだけを見て広告の良い悪いをすべて判断するのは良くないということですね。

 

 

じゃあどうやって分析すればいいの?

 

こんな風に思った方に向け、広告分析において最も大事な要素を次で解説していきますね。

 

結論:大事なのは利益額

 

広告運用だけに限った話ではありませんが、物販をするうえで、最終的に大事なのは「利益を出すこと」ですよね。

・売上を伸ばす
・広告費を削減する
・費用対効果を意識する

こういった行為はすべて「利益を出すため」ということを再認識しましょう。

そのうえで、広告分析の際にAcosだけを見ていると間違った方向にいってしまうケースがあるため、具体例をあげて解説しますね。

 

下記2つの広告を比べてみましょう。

例① 例②
広告費 10,000円 50,000円
売上 100,000円 150,000円
Acos 10% 30%
広告粗利額 90,000円 100,000円

 

Acosだけを見ると、例②が30%に対し、例①は10%ですから、①の方が「良い広告」に見えますよね。

しかし、大事なのは広告粗利額(売上-広告費)です。

 

広告粗利額を見ると、例②が100,000円稼げているのに対し、例①では90,000円しか稼げていません。

 

もしAcosしか見ていなければ、例②の広告を「ダメな広告」として扱ってしまい、結果的に利益額を損してしまう可能性があります。

 

こうしてみると、Acosはあくまで目安であり、大事なのは利益額だということがわかるのではないかと思います。

 

分析の際は、必ず利益額で見るようにしていきましょう。

 

費用対効果を改善するための方法3選

 

じゃあ実際に費用対効果を改善していくためにどうしたらいいの?という点について3つの方法をお伝えしていきますね。

 

①キーワードの見直し

 

1つ目がキーワードの見直しです。

 

費用対効果を改善するには、「売上を伸ばすためのキーワードの見直し」「無駄な広告費を抑えるためのキーワードの見直し」の両方をやっていく必要があります。

 

①売上を伸ばすための見直し
売上を伸ばすためのキーワード見直しの方法としては、「競合が少ない(いない)キーワードを狙う」ことが重要です。
競合が少ない(いない)かどうかは検索結果を見れば明らかです。
例えば以下の画像をご覧ください。
赤枠で囲んでいるのが上位の検索結果となりますが、ご覧の通り、上位1位~5位までの中に「広告枠」の商品がありませんよね。
広告枠がある商品だと、以下の画像のように、商品の横に「スポンサー」とつきます。
要するに、「広告枠がない=広告をかけている競合がいない」ということですので、低単価の広告でもそのキーワードにかければ上位表示させられる可能性があるというわけです。
このように競合が少ない(いない)キーワードを狙って見直しをすることで、売上を伸ばせる可能性があります。
②無駄な広告費を抑える

次に無駄な広告費を抑えるキーワード見直しについてですが、自分の商品にマッチングしていないキーワードで広告が出てしまっていないかを確認することです。

※完全一致の広告しか使っていないセラーさんには関係ない話になります。

Amazonが用意している分析レポートを使って見ることができますので、具体例を使って説明します。

こちらは「エルグランドという車のステップマットという商品」にかけているオート広告の分析になります。

上の方は「エルグランド」という検索キーワードで調べているお客さんに表示できていますね。

ただ下の方は、「軽自動車」や「トランクシート」など関係ないキーワードにも広告がかかってしまっています。

これがまさに無駄な広告費というわけです。

こういった狙っていないキーワードには広告をかけないようにすること。

これが無駄な広告費を抑えるキーワードの見直しです。

 

ちなみに分析レポートの出し方や、キーワードの除外方法等については別記事で詳しく解説していますので、ここでは割愛します。
やり方を知らない方はこちらからどうぞ。

 

②広告単価の調整

 

費用対効果を改善するための方法、2つ目は「広告単価の調整」です。

そのためには、狙っているキーワードで実際に検索をしてみることです。

簡単にいってしまえば、上位表示されていない商品の単価は少し上げて、すでに上位表示されているものについては少し単価を下げてみる。

・単価30円で上位表示されないなら40円にしてみる
・単価50円で1位をとれているなら45円にしてみる

こんな風にABテストを繰り返しながら、「最も効率の良い単価」を探していくことが重要です。

 

③ダメな広告は止める

 

費用対効果を改善する方法3つ目は、「ダメな広告はおとなしく止める」ことです。

 

言うのは簡単ですが、実はこれが結構難しいです。

 

・もう少し粘れば売れる気がする
・一応、検索上位は取れてるし…

 

こんな誘惑が頭をよぎり、広告をやめられない経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか?

 

ただ、広告費を一気に改善したい場合、広告自体を止めるのが一番効率がいいです。

 

ありがちな間違いとして、全部の単価を少しずつ下げて調整する人がいますが、逆効果です。

 

単価を下げる

検索結果が悪くなる

売れなくなる
でも広告費はかかる

もっと単価を下げる

 

この悪循環にハマってしまう可能性があります。

なので、「この広告、成果が出てないな」と思ったら、思い切ってやめてしまうのが良いです。

 

さいごに

 

今回はAcosの目安と費用対効果を改善するための方法について解説をしました。

とはいえ、なかなか広告の運用や分析まで手が回らない・・・という方も多いかと思います。

弊社のコンサルサービスでは「広告運用を丸々お任せ」で対応可能です。

興味のある方はこちらからお気軽にお問い合わせくださいね。

 

また、Twitterで「Amazon物販に活かせるツイート」を毎日投稿しています。

よければチェック&フォローしてみてくださいね~!

(@satou_amazon)

 

今回は以上です。

コメント