Amazon広告3つの分析方法! 広告費の目安もセットで解説します。

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「Amazon広告出してみたけど、うまくいってるかわからない」

広告運用始めたばかりだとこんな風に不安に思っている人もいるのではないでしょうか?

 

今回はAmazon広告やるならここは見ておいた方がいい!という3つの分析方法や広告費の目安を解説していきます。

 

こんな方に読んでほしい
・Amazon広告がうまくいってるのかよくわからない
・費用対効果ってよく聞くけど、どうなんだろう
・広告の分析方法を教えてほしい
・広告費の目安が知りたい

こんな風に思っている方にはぜひ最後まで読んでほしい内容です。

 

<筆者の広告運用実績 ※月間の合計>
・広告からの売上:約200万円
・広告費:約110万円
佐藤
佐藤

僕自身も、最初は広告費を垂れ流しながら運用していましたが、ちゃんと分析をするようになってから徐々に改善できるようになりました。

それでは早速本題に入っていきます。

 

広告分析の目安となる項目

分析の方法の前に、まずは基本用語や見るべき項目を理解しておきましょう。

 

こちらはセラーセントラルの広告キャンペーンマネージャーの画面です。

赤枠で囲んだ部分が見るべき指標項目となります。

 

<見るべき指標項目>
・売上
・広告費
・Acos
・注文数
・クリック数

順番に解説をしていきます。

※グラフの上の項目は、今ある項目を消せば追加したい指標項目が出てきますので、カスタマイズしてみてくださいね。

 

売上・広告費
ここは特に説明不要かと思いますが、クリックされて発生した広告費と、広告を経由して売れた売上が表示されています。
(あくまで広告で表示された商品をクリックされて売れた分の売上が表示されているだけなので、自然検索で売れた分の売り上げは除かれていますので、ご注意ください。)
ここで見るべきなのは広告粗利額です。
広告粗利とは売上から広告費を引いた金額のことで、当然ながらここの金額は大きい方がいいですよね。
後ほど詳しく説明をしますが、広告を運用していると、つい費用対効果(%)で分析をしがちですが、大事なのはこの広告粗利額です。
必ず『売上ー広告費』で広告粗利額が増えているかどうかを意識するようにしましょう。
Acos(%)
一般的に「費用対効果」といえばこの指標が使われることが多いです。
売上に対してどれくらいの広告費を使っているの?といった指標になります。
<計算方法>
Acos(%)=広告費÷売上×100
例えば、1,000円の広告費をかけて10,000円の売上を上げたのであれば、
Acosは10%となります。
一般的な目安として、Acosは10~20%の間くらいに収まるのが良いと言われることが多いです。
注文数・クリック数
次に注文数とクリック数です。
この2つの数字自体はあまり見ても仕方がないのですが、この2つの数字からCVR率(成約率)を割り出すことが可能です。
ここが広告分析をする上では非常に重要です。
CVR率(成約率)とは商品をクリックしてくれたお客さんのうち、何%の人が買ってくれたかを示すものになります。
CVR率=注文数÷クリック率
例えば、クリック数が1,000で、注文数が100だとすると、CVR率は1%ということになるわけです。
これを知っておくと、1つの商品あたりいくらの広告費を使えばいいのかの目安が見えてきます。
例)1つ売れるごとに5,000円粗利の商品に広告をかける場合

CVR(成約率)が1%と仮定した場合・・・

商品を1つ売るためには、クリックを100回してもらう必要があります

その場合、もし広告単価を50円にしていたら、50円×100クリックで広告費は5,000円かかります

そうすると、1つ売ると5,000円稼げる商品に、広告費を5,000円かけてしまっているわけなので、儲けが0円になってしまうというわけです。
この考え方で広告単価を調整、広告予算を見直ししていく必要があります。

 

分析で見るべき3つのポイント

 

①費用対効果の把握

 

広告をかけるなら必ず費用対効果を分析して検証するようにしましょう。

費用対効果とは、かけた費用(広告費)に対して、得られたパフォーマンス(売上)がどうだったのかということです。

ここを数値化して分析することが重要です。

 

費用対効果を分析する2つの指標
・Acos(率)
・広告粗利額

 

ただしAmazonの広告キャンペーンマネージャー上で見ると、いちいち日付を変更して確認しないといけないので、時系列で分析するのが非常に面倒です。

僕はExcelで分析用ファイルを作って、そこで毎週分析しています。

売上

広告費

 

Acos(%)

 

広告粗利額

 

こんな風に、毎週それぞれの数値がどのように変化をしているかを確認しながら、広告の中身を修正しながら取り組みをしています。

 

Excelも分析も苦手だから結構ハードルが高いな・・・。

こんな風に思う方もいるかもしれませんが、弊社はコンサルの一環で「広告運用、広告分析サービス」も行っておりますので、興味のある方はこちらからお気軽にご相談ください。

 

※分析をする上の注意点

 

分析をする際、あくまで重要なのは広告粗利額です。

当たり前ですが、ビジネスをする上では実際に手元にいくらお金が残るのかが重要ですからね。

なので、Acos(率)にばかり気を取られないようにしましょう。

例えば、以下の2つを比べてみましょう。

例① 例②
広告費 10,000円 50,000円
売上 100,000円 150,000円
Acos 10% 30%
広告粗利額 90,000円 100,000円

 

Acosの費用対効果率だけを見ると、例①は10%に対して例②は30%ですから、悪いように見えますよね。

ただ広告粗利額(売上ー広告費)を見ると、例①が90,000円なのに対し、例②は100,000円です。

結論、どちらが成果を上げているかといえば例②の広告になるというわけです。

もちろん、例②のAcos30%は高すぎるので、どこかに無駄な広告費がかかってしまっていることは間違いありませんが、必ず広告粗利額とAcosの両面を確認するように注意して分析をしてみてください。

 

②検索キーワードを確認

 

続いて、どんなキーワードから広告がクリックされているかを確認する方法です。

 

ここで見ておくべきポイントは以下の2つです。

 

①無駄なキーワードや競合商品に広告が表示されていないか
②反応が良くてもっと伸ばせそうなキーワードはないか

 

まずやり方からお伝えしていきますね。

①広告レポートをダウンロード

 

②「レポートを作成」をクリック

 

③必要事項を入力してダウンロード

 

これでダウンロード自体は完了です。

※ダウンロード完了するまで2分くらいかかるので、何度かページ更新してみてください

 

ここからはダウンロードしたExcelレポートファイルで見るべきポイントを説明していきます。

まず、Excelファイル内で主に見るべきポイントは以下の4つになります。

Excelの列番号も記載しておきますので、それ以外の列はいったん非表示にしておくと見やすいですよ。

<Excelファイル見るべきポイント>
・キャンペーン名(E列)
・カスタマーの検索キーワード(I列)
・広告費(N列)
・広告がクリックされてから7日間の総売上高(O列)

 

改めてですが、ポイントは以下の2つです。

①無駄なキーワードや競合商品に広告が表示されていないか
②反応が良くてもっと伸ばせそうなキーワードはないか

ここに沿って見ていきます。

今回はオートターゲティング広告を例に解説をしていきますね。

①無駄なキーワードや競合商品に広告が表示されていないか
「カスタマーの検索キーワード」列をご覧ください。
この広告をかけている商品は「エルグランド」という車の「ステップマット」という商品ですが、上図で黄色で塗りつぶしているところについては、狙っていないキーワードになります。
エルグランドという単語が入っていなかったり、軽自動車でもないのに軽自動車と検索している人にも表示させてしまっています。
こういった「無駄なキーワード」に広告をかけていないかをチェックします。
次に上図で青く塗りつぶしている広告については、他店さんの商品に便乗して広告をかけている形になります。
こういった場合は、カスタマーの検索キーワード列に記載されている「ASIN(bで始まるもの)」を実際に検索してみて、どんな商品なのかを確認します。
検索してみて、「自分の商品とある程度関連しているか」や「この商品を見るようなお客さんは自分の商品にも興味を示してくれそうか」を考えて、この商品を除外するかを決めます。
広告から一部のキーワードや商品を外すやり方ってあるの?
続いて、見つけ出した無駄なキーワードや商品を広告から省くやり方を説明していきます。
①キャンペーンマネージャーから該当の広告を選択
②左側の「ネガティブターゲティング」をクリック
③除外キーワード(もしくは商品)を選択
あとはここにキーワード、もしくはASINを入力していけば、今後この広告でそのキーワードや商品は表示されなくなります。
このように、分析をして、無駄な広告費はなるべくかけないようにしていくことが重要です。
②反応が良くてもっと伸ばせそうなキーワードはないか
次に、もっと伸ばせそうなキーワードはないかを探していくやり方を説明します。
オレンジで塗ったところは売上が立ったキーワードです。
売れるということは、お客さんのニーズにマッチしているということですよね。
こういうキーワードについては、「完全一致」(もしくはフレーズ一致)の広告に入れていきます。
その際、セットで今の広告からこのキーワードを外すこと(ネガティブターゲティング)を忘れないように注意してくださいね。
このように、オート広告(部分一致広告も含む)などで幅広くターゲティングをしておいて、目ぼしいキーワードがあれば、完全一致やフレーズ一致に移行させていくというのが王道のやり方になります。

③検索順位の確認

 

確認すべき項目の3つ目は、検索順位の確認です。

当たり前ですが、自分が出した広告の商品がどれくらいの立ち位置にいるのかは、随時チェックしていきましょう。

 

ここで大事なのが「広告単価の調整」です。

 

一番狙いたいキーワードに絞り、広告単価を増減させて、検索順位の変動を週ごとにチェックするのがオススメです。

僕自身も、広告単価を50円にしていたらなかなか検索上位に来なかったけど、70円にしたら上位にきたというケースがありました。

また逆に、単価50円で出していたものを40円に下げてみても、まだ上位に居続けていたというケースもあります。

このように、検索順位を見ながら広告単価を調整し、無駄を省きながら上位表示をさせていくことをオススメします。

 

さいごに

 

今回は広告の分析の仕方を徹底的に解説していきました。

ただ普段の出荷業務や出品作業などで、なかなかそこまで手が回らない方も多いのではないかと思います。

弊社に丸投げしていただければ広告運用からフィードバックまで全面サポートいたしますので、興味のある方はこちらから、お気軽にご相談ください(^^)/

また、Twitterで「Amazon物販に活かせるツイート」を毎日投稿しています。

よければチェック&フォローしてみてくださいね~!

(@satou_amazon)

 

今回は以上です。

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